データセンターでラックマウント作業を行うならサーバーリフト(ServerLIFT)

サーバーリフト

導入事例

大崎コンピュータエンジニアリング

株式会社大崎コンピュータエンヂニアリング(以下、OCE)は、1954年の創立以来、情報通信および電機のエンジニアリング会社として、『信頼とサービス』を社是に公共、民間の多くのお客様の情報通信システム構築に従事してきた。特に自治体向け行政情報システム分野では先駆的な事例を多数手がけ、ここ数年では住民情報システムの再構築や介護福祉分野のシステム再構築等、自治体クラウドサービスを含め自治体業務に関する総合システムインテグレーションに取り組んでいる。

そして2008年には、アウトソーシングとネットワークサービスの拠点として千葉県内に自社データセンターを建設、運用開始した。OCEテクノセンターの誕生だ。2015年5月には、ServerLIFT「電動式 SL-500X」を導入し、安全面への配慮、お客様へのサービス向上などを目的に事業運営を行っている。

使いやすさを追求したOCEテクノセンター

2008年4月から開始したOCEのデータセンター事業であるOCEテクノセンターは、千葉県の中心に位置し最寄り駅から徒歩2分と、アクセスも非常によい立地にある。OCEテクノセンターには、専門スキルを持つスタッフなど総勢で70人が在籍している。

OCEには千葉県内にお客様が比較的多く、特に自治体関係の対応が中心となっているという。このため、お客様が利用しやすい立地を第一に考え、千葉県の中央にOCEテクノセンターの建設を決めた。千葉県内では地盤の固い北西部にデータセンターが集まっているが、中央部も同様に地盤が固い。事前の地質調査でも付近には活断層は確認できなかったという。

また、海抜23mの台地で、近くに大きな河川もないため、水害に強い。周囲には、主要幹線道路が複数通っており、災害時でも孤立することはないなど、データセンター運営上、絶好のロケーションを確保している。

お客様への利便性を念頭に置いたオペレーション

OCEテクノセンターの特徴について常務取締役情報通信FS本部長の笹川一宏さんは、「お客様のニーズに合わせて、例えて言うと、金融機関向けのデーターセンター(DC)と自治体のサーバー室の中間を狙いました。」と語る。

金融機関向けのDCは、その性質上、建物が免震構造であったり、設備や装備が重厚となり、結果としてお客様の費用負担が大きくなる。「それでは自治体をはじめとするお客様のニーズに合わないと判断し、建物は耐震構造とした。その代わりサーバーラックは制震ラックを採用するなど工夫を凝らし、コストを極力抑えました。」と笹川さんは話す。

OCEテクノセンターのもう一つの特徴は、専門スキルを持つスタッフが充実している点だ。OCEでは、ネットワークシステムなどを手がけるインフラ系のシステムエンジニア(SE)は、OCEテクノセンターを拠点に活動をしている。一例を挙げると、お客様がハウジングのサービスを利用する場合、サーバー等の機器を設置するために技術者を手配する必要が出てくる。技術者が不在のDCも多いため、手配する手間や出張費用の負担が発生する。しかし、OCEテクノセンターでは、技術者が在籍しているので、こうした負担が軽減されるなど、お客様への利便性を念頭に置いたオペレーションを行っている。

ServerLIFT「SL-500X」導入で、落下事故は限りなくゼロ

OCEテクノセンターでは、さらに、オペレーションの向上を狙い、2015年5月にデータセンター向けに専用開発されたServerLIFT「電動式 SL-500X」を導入した。その狙いは、①作業性の向上、②安全性の向上、③お客様へのサービス向上だ。

まず、①作業性の向上だが、サーバー等の機器の環境の変化があげられる。「少し前までは、機器は現場で組み立て、ラックにセットしていましたが、最近の傾向として機器が組み上がった状態で納品されます。

すると重量は以前に増して重たくなります。」と笹川さん。実際にラックへの搭載機器の重量が社内の安全基準(20㎏)を超えたら一人で持ってはいけないという指示や特定製品を設置する場合は指定の作業機器の手配を推奨するメーカーもあるという。またメンテナンスやサーバー等の機器の更新でラックから取り出す場合には、メーカーへ専用の作業機器を手配しなければならず、時間も費用もかかってしまう。

また、他社のデータセンターの話だが、実際にサーバーの落下事故もあり、専用リフトの導入の必要性が増している。

笹川さんは、「世間一般にあるリフトは、単に上下動するだけのリフターで、しかもラック間の通路幅に合いません。しかしServerLIFT「電動式 SL-500X」は、天板スライドも可能な画期的な機能を備えおり、“もう、これしかない”と導入を決断しました。」とこれまでの経緯を語る。

第2情報通信SS統括部データセンター運用支援部・部長の伊東恒雄さんも、「天板スライドは非常に魅力的です。これがなかったら導入しませんでしたね。1m未満の通路幅で楽々通れます。サーバーの落下させるリスクは限りなく”ゼロ”になりました。」と話す。

発生しただろうケガも限りなくゼロ

②の安全性の向上では、サーバーをはじめとする機器の人力作業による腰などへの負担をはじめ、現場には様々な危険が潜んでいる。無理な体勢で作業をしなければならい場面もあり、指を挟んだり、切ったりすることが起こりうる。

その一つが、ラックからサーバーを出し入れするために取り付ける“レール”だ。笹川さんは、「レールには普段は人間が触らない部分なのですが、レールというのはエッジが立っていて、面取りもほとんど行っていないので、刃物のようなものです。ところが作業中は、レールにまでは意識が至らずに、結構かすり傷を負うことがあります。人力で、しかも重たいサーバーを持ち上げながら、レールに触れると非常に危険です。

ServerLIFT「電動式 SL-500X」を使えば、レールにも気を配ることができるので、危険度がかなり低くなります。」と言います。第2情報通信SS統括部基盤技術部・部長代理の子林亘さんは、「滑りをよくするためにレールにはグリスが塗布されています。高所の作業中にレールに何度も触れると、手が油まみれ(グリスまみれ)になってしまいます。ラックやサーバーにもグリスが付着してベタベタになってしまいます。」と話します。

またOCEの特色としてカスタマーエンジニア(CE:保守員)という修理やメンテなどを担う部門がある。

そのCE部門から「歳をとる前にServerLIFTの導入をお願いします(笑)。」(笹川さん)との声もあったという。

ServerLIFT「電動式 SL-500X」を導入してまだ日は浅いものの、使用者の評判は良好で、将来発生したかもしれないケガを防止することが見込まれている。

グループ全体でサービスを展開

③お客様へのサービス向上では、ServerLIFT「電動式 SL-500X」の導入を機に、このServerLIFTを貸し出すサービスの検討を始めた。お客様自身でラックにサーバーを搭載したいというお客様もいるためで、この場合、希望すれば「SL-500X」を貸し出すという内容だ。

さらに、先ほどのCE部門がお客様の施設で作業をするときもあり、お客様の了解があればServerLIFT「電動式 SL-500X」の利用を予定している。機器メーカーからの指定された作業機器を手配するよりも、OCEのSL-500Xを借りるサービスを利用したほうが、お客様も格安で利用できる仕組みだ。OCEのグループ会社に物流会社(株式会社大崎)があり、OCEテクノセンターから自動車で15分ぐらいの距離に位置している。コンピュータの梱包・運搬を主軸に展開して、「SL-500X」を昇降させるユニック付きのトラックも保有しており、精密機器等の配送には定評がある。

社是『信頼とサービス』をOCEグループ全体で展開しているお客様へのサービスプランの一つとなっている。

大崎コンピュータエンヂニアリング

所在地東京都品川区大崎1丁目11番2号
創立1954年
従業員数330名
URLhttp://www.oce.co.jp/
導入製品ServerLIFT 電動式 SL-500X

※本記載の内容は、取材時の情報です。